当社は、Made In Local沖縄を代表する企業 選出企業のグループ会社です

2025.10.14

Column

給与計算を正しく・効率的に行うためのポイント

こんにちは。
グスクード社会保険労務士法人 です。

今回は、給与計算を正しく、効率的に行う為のポイントについてお話いたします。

1. 給与計算は「会社と従業員の信頼関係」の基盤
給与計算は単なる数字の処理ではなく、従業員の生活に直結する重要な業務です。
誤りがあれば従業員の不信感や労務トラブルにつながり、会社にとって大きなリスクになります。
特に近年は 労働時間管理の厳格化 や 社会保険・税制の複雑化 が進んでおり、従来の「手作業中心」では対応が難しくなっています。

2. 給与計算の基本フロー
給与計算は大きく分けると以下のステップで行います。

勤怠集計
出勤・欠勤・遅刻・早退・残業時間などを正確に集計。
→ 労働基準法に基づいた時間外・休日・深夜労働の割増賃金計算が必要です。

支給項目の計算
基本給、時間外手当、各種手当(通勤手当・役職手当など)を反映。
→ 固定残業代を導入している場合は「みなし時間」と「実残業時間」の比較確認が重要です。

控除項目の計算
健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料、所得税、住民税など。
→ 社会保険料率や住民税額は毎年変動するため、最新情報を反映する必要があります。

支給額の確定と明細発行
ネット支給額を確定し、給与明細を従業員へ交付。
→ 電子明細の導入によりコスト削減・利便性向上が進んでいます。

3. 実務で注意すべきチェックポイント
労働時間管理と残業代
裁判例でも残業代未払いは厳しく問われています。
タイムカードや勤怠システムを活用して「労働時間の客観的記録」を必ず残しましょう。

社会保険の適用拡大
2024年から従業員数51人以上の事業所にまで短時間労働者の社会保険加入が拡大されました。
→ 勤怠データと雇用契約書の整合性をチェックすることが必要です。

年末調整・住民税の更新
給与計算は「毎月の処理」に加えて、年末調整・住民税更新などの「年次イベント」も重要。
→ 特に扶養控除申告書の提出漏れには注意が必要です。

4. DX化で進む「給与計算の効率化」
給与計算はシステム化が進んでおり、以下のような選択肢があります。

勤怠管理システムとの自動連携
打刻データがそのまま給与計算に反映されるため、転記ミスが減少。

クラウド給与ソフトの活用
社会保険料率や税制改正が自動アップデートされ、法改正対応も安心。

外部委託(アウトソーシング)
社労士事務所など専門家に委託することで、法令遵守と効率化を同時に実現。

5. まとめ

給与計算は「正確性」と「効率性」が求められる業務です。
法令遵守(労基法・社保・税務)
社内規程や就業規則との整合性
システム化やアウトソーシングによる効率化
これらをバランスよく取り入れることで、会社の信頼性を高めつつ、担当者の負担を軽減できます。

グスクード社会保険労務士法人では、給与計算代行サービスを提供しております。
毎月の煩雑な計算業務を専門家が正確に処理いたします。
また外部に委託することで、人件費や時間の大幅な削減が見込めますので、お気軽にお問い合わせください。

給与計算業務の代行

最近の投稿

月間アーカイブ