コラムcolumn
「新入社員が4月で辞めてしまう……」早期離職を防ぐために、いま社労士が伝えたいこと

こんにちは、グスクード社会保険労務士法人です。
新年度がスタートし、初々しい姿で初出勤を迎える新入社員の皆さんが眩しい季節になりました。
しかしその一方で、最近、お客様から助成金の活用や就業規則の見直しについてご相談を受ける中で、
以前よりも「どうすれば若手が定着するか」「新人が数週間で辞めてしまった」という
切実なお悩みを聞く機会が明らかに増えたと感じています。
手続きを代行する立場としても、早期の離職票を作成するのは非常に心苦しいものです。
せっかく縁あって入社した社員が、なぜこの時期に離れてしまうのか。
現場で感じる傾向と、今すぐできる対策をお伝えします。
1. 意外と多い「4月の退職」その背景は?
入社してわずか数週間での退職。
その背景にあるのは、単なる「根性不足」ではなく、入社前のイメージと実態のズレ(リアリティ・ショック)や、
相談相手がいないことによる孤独感です。
特に最近はSNSで他社の状況がすぐに入ってくるため、「自分の選択は間違いだったかも」と、
一人で不安を膨らませてしまう傾向があります。
2. 早期離職が会社に与える「見えない損失」
一人の採用には多額のコストがかかっています。
それだけでなく、教育担当者のモチベーション低下や、残った同期社員への動揺など、目に見えない損失は計り知れません。
「代わりを入れればいい」では済まないのが、労働力不足が加速する2026年現在の厳しい実情です。
3. ゴールデンウィーク前に、会社が取るべき「3つの守り」
連休中の「やっぱり辞めよう」を防ぐために、今からでも間に合うチェックポイントです。
①「1on1」の実施:
業務の進捗確認ではなく、本人の「感情」にフォーカスした対話を。
週に1度、15分だけでも「困っていることはない?」と話を聞くだけで、心のハードルは下がります。
➁有給休暇の積極的な活用:
5月の連休に向けて、心身ともにリフレッシュさせる環境を整えましょう。
「新人は休みづらい」という空気を取り除くことが、エンゲージメントを高める第一歩です。
③「小さな成功体験」の共有:
まだ大きな仕事はできなくても、完了したタスクに対して「助かったよ」と具体的にフィードバックを送ることが、
居場所を作る鍵となります。
制度を整えるだけでは防げない「心の離職」にどう向き合うか。
経営者様や人事担当者様と一緒に考えていくのが、私たち社労士の役割だと思っています。
もし、就業規則のメンテナンスや、メンタルヘルス対策、また残念ながら退職が続いてしまったあとの
手続き等で不安があれば、お気軽にご相談ください。




