コラムcolumn
労災未加入がもたらす会社への重大な影響とは
こんにちは、グスクード社会保険労務士事務所です。
皆さま、労災保険の未加入は予想以上の深刻なリスクをはらんでいることをご存知ですか?
簡単な手続きを怠るだけで、会社の財務に甚大な影響が及ぶ可能性があります。
まず、基本として把握していただきたいのは、労働者を1人以上雇用している場合、労災保険への加入は法的義務となっています。
しかし、多忙や安易な判断で「まだ大丈夫」と手続きを先延ばしにしてしまうと、事故が発生した場合の対応は複雑化します。
特に注目すべき点として、給付金額の「最大100%」が事業主の負担となるケースが存在します。
これは、故意に手続きを怠った場合や、重大な過失で1年以上放置してしまった場合に適用されるのです。
平成17年9月22日 基発第0922001号
さらに、療養開始から3年間の給付に限り、この徴収が実施される点も注意が必要です。
特に大規模な事故が発生すれば、給付金額は会社の財務を大きく圧迫するリスクがあります。
この制度は、事業主が労災保険の義務を軽視しないためのもの。しかし、想定外の経費として、経営に影響を及ぼす可能性も否めません。
事業主として、金銭的リスクだけでなく、従業員の安全と健康を最優先に考え、そのための適切な手続きを迅速に行うことが不可欠です。
最後に皆さまへ。このリスクを経営層や従業員と共有し、一丸となって安全な職場環境の構築を目指しましょう。
当事務所では手続きの代行申請を行っております。お気軽にお問合せください。
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