コラムcolumn
3月~6月に残業をしない方が良いと言われるのは何故
こんにちは。グスクード社会保険労務士事務所です。
3月から5月頃は、残業しない方が良いと聞いたことはありませんか。
その理由は、社会保険料の定時決定(算定)に関係してくるからだと考えられます。
社会保険料の定時決定(算定)は、1年に1度行われる社会保険料の見直しと考えます。
4月、5月、6月に「支給された給与」を平均し、その年の9月分からの社会保険料の等級が決定いたします。
したがって、残業が多くなると支給される給与も増えます。そのため社会保険の等級も上がる可能性があり、残業を控える方が良いとされる理由だと思います。
ただし、ちょうどその時期が繁忙期である場合、残業を抑える事が難しい場合もございます。
その場合、本人の同意があれば、年間の平均を基にして定時決定を行う事が可能となります。
また、社会保険料を多く支払うからといって、マイナスに考える必要はございません。
なぜなら、今支払っている厚生年金保険料は、将来もらえる年金額に反映されますので、将来の備えとして考えることができます。
グスクード社会保険労務士事務所では、顧問契約の事業所様に、定時決定や、年間平均の方法等のアドバイスも行っておりますので、
お気軽にお問い合わせください。