2022.05.02

Column

健康診断・個人票の「医師の意見」項目とは

こんにちは。グスクード社会保険労務士事務所です。

今回は健康診断の個人票の項目で、慣れている方でも悩むポイントの一つ「医師の意見」項目の解説をしていきます。

まず「医師の意見」はどんな時に書く必要があるのか?ですが・・・
【健康診断を受けた結果、「異常の所見がある」と診断された場合、医師の意見を求める必要がある(労働安全衛生法第 66 条の 4)】
これが法律的な決まりです。

ですが、いざ結果が返ってくると「異常なし」「状態:C」「疑い」「要注意」「再検査が必要」「所見:要観察」など色々な表記があり、どこまでが医師の意見が必要な「異常がある」所見なのか分からないことがあります。

こうした場合、結論として
「疑い」や「高血圧の傾向がある」など異常かどうか判断が難しい場合は医師の意見が無くても構いません。

健康面から業務上の配慮が必要かどうかを判断するためにこの項目が設けられています。
健康診断の結果表記については法律の定めがなく、病院毎に違うことから判断が難しい表記の場合は医師の意見が無くとも柔軟に取り扱うというのが労働基準監督署の考えです。

その為、判断が難しい場合は病院に異常がある判定なのかを確認しましょう!
ただし、医師の意見が必要ない程度だから業務上の配慮をしなくても良いわけでは無いのでご注意ください。

当事務所では健康面への対策としてストレスチェックの対応が可能です。
ストレスチェック

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